Netflixオリジナルドラマ「極悪女王」は、1980年代に女子プロレス界を席巻したダンプ松本の半生を描いた作品です。彼女がいかにして“極悪女王”となり、日本中のファンを熱狂させたのか、そしてリングの内外でどんな葛藤を抱えていたのかが、リアルに再現されています。
本記事では、「極悪女王」の全話のストーリーをネタバレありで解説し、試合シーンの迫力や感動のラストシーンまで詳しく紹介します。視聴前の方はネタバレにご注意ください!
「極悪女王」全話ネタバレ!あらすじまとめ
第1話:ダンプ松本の誕生 ? 貧しさからプロレスの世界へ
1960年、埼玉県熊谷市で生まれた松本香(ダンプ松本の本名)は、貧しい家庭で育ちます。父親はギャンブル好きで家にお金を入れず、母親は懸命に働くものの、生活は困窮していました。
そんな環境の中、彼女が目指したのは女子プロレスラー。しかし、当時の女子プロレス界は華やかで美しい選手が求められる世界。体格の大きな松本香にとっては、決して順風満帆な道ではありませんでした。
デビュー当初は、スター選手の引き立て役として試合に出る日々。リング上では何度も敗北し、「こんなに弱いのにプロレスラーなの?」とファンから嘲笑されることも。しかし、そんな彼女に転機が訪れます。
第2話:「極悪同盟」結成 ? 最強のヒール誕生
コーチから「お前にはヒール(悪役)が向いている」とアドバイスを受けた松本香。彼女は思い切って悪役に徹することを決意し、新たなリングネーム「ダンプ松本」を名乗ります。
彼女はクレーン・ユウと共に「極悪同盟」を結成し、女子プロレス界に旋風を巻き起こします。
- 試合中に凶器を持ち込み、相手選手を痛めつける
- レフェリーの隙をついて反則技を決める
- リング外でも暴言を吐き、徹底的に「悪」を演じる
このスタイルが大成功し、女子プロレス界初の本格的なヒールユニットとして「極悪同盟」は瞬く間に注目を浴びます。しかし、その一方で、ダンプ松本はリング外でもファンから強い反感を買い、実生活でも「悪役」として扱われるようになります。
第3話:「クラッシュギャルズ」との戦い ? 女子プロレス界の黄金時代
ダンプ松本が最も熱く戦った相手、それが長与千種&ライオネス飛鳥の「クラッシュギャルズ」です。彼女たちは正統派の美しいレスラーとして、ファンの圧倒的な支持を集めていました。
「極悪同盟」と「クラッシュギャルズ」は何度も対戦を重ね、リング上で激しいバトルを繰り広げました。
- 試合開始直後から極悪同盟が反則攻撃
- クラッシュギャルズが圧倒されながらも、試合終盤で反撃
- レフェリーのカウントスピードが極悪同盟に有利になる
- 最後にクラッシュギャルズが勝利し、試合終了後にファンが大歓声
このライバル関係は日本全国で話題となり、試合会場はいつも満員。女子プロレスの人気が爆発し、「女子プロレスブーム」が巻き起こりました。
第4話:「髪切りデスマッチ」 ? 伝説の試合
1985年、大阪城ホールで行われた「髪切りデスマッチ」は、日本プロレス史上最も有名な試合のひとつです。
この試合では、「敗者は髪を切られる」という過酷なルールが設定され、ダンプ松本と長与千種が一騎打ちを繰り広げました。
試合は壮絶を極め、ダンプ松本は何度も長与千種を追い詰めます。しかし、最終的に長与千種の逆転勝利。試合終了後、ダンプ松本はファンから罵声を浴びながら、涙をこらえて髪を切られました。
第5話(最終話):引退 ? そして新たな道へ
「極悪同盟」の人気が絶頂を迎える中、ダンプ松本は引退を決意します。
彼女は最後の試合で全力を尽くし、壮絶な戦いを終えます。そして、試合終了後、彼女はリング上でファンに向かってこう言いました。
「今までありがとう。そして、ごめんな。」
こうして、「極悪女王」ダンプ松本はプロレス界を去り、新たな人生を歩み始めるのです。
まとめ:「極悪女王」は見るべき?ネタバレ総括!
「極悪女王」は、プロレスファンはもちろん、感動的な人間ドラマを求める人にもおすすめの作品です。
見どころ
- プロレス史に残る「髪切りデスマッチ」
- 悪役レスラーとしての苦悩と葛藤
- 80年代女子プロレス界のリアルな再現
プロレスの歴史を知る上でも、非常に価値のあるドラマです。ぜひ一度ご覧ください!
コメント